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投稿者: ruilicious
お久しぶりです、結構前に日本に帰国したルイです。
Facebookのタイムラインを見ると、大学生は旅行だったり卒業旅行まっただ中。はぁ、羨ましい。
さてさて、帰国してから友人や後輩に会ったのですが、アフリカでどこに泊まっていたの?という質問をたくさん受けました。ホテル?野宿?
のん、のん、のん。
ということで今回は私がアフリカでどんなところに泊まっていたかをご紹介します!
アフリカではこんなところに泊まっていました
はい、盛りました。
実際に火山の火口近くでこのような場所で宿泊したこともありますが、殆どはゲストハウスやホステルという類の宿泊施設に泊まっていました。
ゲストハウス・ホステルとは
ホテル程は高くない、いわば安い宿泊施設です。1人部屋や2人部屋もありますが、ドミトリーという6~12程のベッドが1つの部屋においてあり、見知らぬ人が同じ部屋に寝るタイプの宿泊スタイルがあるのが特徴です。
バックパッカーが多く集う東南アジアやヨーロッパでは広く知られている宿泊施設で、前者はこじんまりとした写真のようなもの、後者はマンションタイプが多いのが特徴です。
アフリカにも存在します
そんなゲストハウス/ホステルですが、アフリカにもちゃんと存在しています。むしろ、レベルが非常に高いです。
土地も広く物価も安いからか、その多くには自炊派には嬉しい調理器具付きのキッチンを始め、レストラン、バー、プライベートプールやビリヤード台が備わっています。言うまでもなく、ソファーやクッションが沢山おいてあるコモンルームもあります。
また、殆どのゲストハウスで番犬が数匹が飼われおり、オートロックが完備されています。
前述した国のバックパッカー施設に比べると、設備は非常に豪華なのに対し、価格はドミトリーならば700円〜1500円ととてもリーゾナブル。また、多くのアフリカのゲストハウスにはテントを立てる敷地があり、テント宿泊はドミトリーの半額程となります。
ということで、早速私が宿泊したゲストハウス/ホステルの中から独断と偏見でおすすめを紹介します!
アフリカの「レベルの高い」安宿4選
1. マラウイ湖が目の前!Mayoka Village(マラウィ)
(image by tripadvisor)
(image by tripadvisor)
マラウィの北部、Nkhata Bayの目の前にあるゲストハウス。のんべいイギリス人のオーナーが、旅行で訪れた南アフリカのデザイン学部の学生をノリで雇い、建物のインテリアをリニューアルしたばかり。室内外がアフリカの布でカラフル、そしておしゃれに装飾されています。
パドルボードやシュノーケリングも無料で借りることが可能な他に、バー、BBQ食べ放題デーや、釜でやいたピザ食べ放題デーなどがあります。ドミトリーは1泊7ドルです。
2. ビクトリアフォールと言えばJollyboy Backpackers(ザンビア)
(all images above by tripadvisor)
ビクトリアフォールからバスで10kmに位置するゲストハウス。プール、バーベキュー場、キッチンが無料で使えます。そして何よりコンセントが完備されたテラス席で太陽の日を浴びながらwifiを楽しめます。
ドミトリーで1泊12ドル。宿には格安ツアー会社やビクトリアフォールまでの無料シャトルバスもあります。
3. 南アフリカで一番アツい宿!Coffee Shack Backpackers(南アフリカ)
(image by tripadvisor)
昔コーヒーを積んだ船が沈んだことからその名が付けられたCoffee Bayという、入り江のある小さな村の有名なゲストハウス。季節限定ではありますが、バーで牡蠣とムール貝が食べ放題という太っ腹な経営をしています。
他にも$4でサーフィンレッスンが受けられたり、ヨガが受けられたり、毎週日曜日にフリーディナーがあったり。ちなみに私が滞在したときのヨガインストラクターとサーフコーチは、2人とも20代のマッチョでした。ドミトリーで1泊1200円です。
4. マッチョサーファー御用達!Island Vibe J-Bay(南アフリカ)
(all images above by tripadvisor)
スーパーチューブで有名な、南アフリカきってのサーフスポットJeffrey’s Bayに位置するゲストハウス。目の前がビーチの為、サーフィンはもちろんのこと、早起きすれば水平線に朝日が見えたり、クジラやイルカが見えたり。有料ですがサーフボードもウェットスーツも借りられます。
室内のバーにはビリヤードやビアポンテーブルが設置されており、停電の日はライブミュージックの演奏があります。ドミトリーは1泊1300円。
そして、マッチョサーファー率がかなり高めです。
もう一度言います。
マッチョなサーファー率がかなり高めです。
次の休みは東南アフリカへ!
いかがでしたか?
私の旅した東南アフリカには、それこそ素泊まりだけの激安宿もありましたが、こういった1泊1000円前後の宿が個人的にはおすすめです。
プールだったり、目の前がビーチだったり、牡蠣が食べ放題だったり・・・そう言った設備が込みでこの価格。とてもリーゾナブルではありませんか?
また、治安が悪いため多くの宿が夜の外出を禁止しています。その為、宿のコモンエリアには多様なバックグラウンドの宿泊客や、顔なじみの現地人が集まり、ビール片手に旅路だったり故郷だったり将来だったりを語らう、そんな時間が毎日あります。
今年は学生なら長期休み、社会人ならゴールデンウィークとシルバーウィークがあります。
ということで、皆さん、ビバ東南アフリカ!
アフリカ南部!
こんにちは、ルイです。
タンザン鉄道がザンビアに行かなかったので、マラウイに来ました。
マラウイは「小さくて何もない国」とされ、多くのアフリカ旅行者にスキップされがちな国。当初、私も行く予定ではなかったのですが、マラウイ、とっても良かったです。
もう一度言います。
マラウイ、とっても良かったです。
何故良かったのか、も含め、きっとガイドブックには載っていないマラウイの特徴をお届けします。
マラウイの基本情報
マラウィとは、ザンビア・タンザニア・モザンビークに接する、マラウイ湖が広がるアフリカ南部の小さな国。こんなところにあります。
(images by Wikipedia)
以下、簡単にガイドブックに載っているマラウイの基本情報を紹介します。
- 首都:リロングェ
- 人口:1591万人
- 言語:チェワ語、英語
- 宗教:キリスト教、イスラム教
- 通貨:マラウイ・クワッチャ(1000MKW=240円くらい)
- 物価:ローカル料理1人前=500MKWくらい
きっとガイドブックには載っていないマラウイの特徴13選
どんなにwifi環境が悪くても、旅路でバタバタしてても、このシリーズはリアルタイムに更新します。でなければ三日坊主な私はきっと更新しなくなると思うので。ということで気合いを入れてお届けします!
1. 「パフ」と呼ばれるお菓子が大量に売っている
やたらと売られているパフと呼ばれるお菓子。オレンジ色でリング状のこのお菓子。カリっとする食感の物もあれば、段ボールの梱包材のビニールのような堅さの物もあり、つぶしても元の形に戻ります。持ち運びには便利ですね。味は、塩味のビニール。うん。
2. 石けんが、長い
切って使うのでしょうか。
3. 国産のジンとウォッカがある
ボトルで買う程酒豪ではないので、味わうことなく終わってしまいました。
4. 湖がコバルトブルー
愛知県民である私の中の湖のイメージは、隣の県静岡にある、空が反射した時は綺麗な浜名湖。
対してマラウイの湖は砂が白いため、晴天時には深さに応じて美しいコバルトブルーのグラデーションになり、色とりどりの魚が生息しています。ダイビングやシュノーケリングも人気です。
夜にはケロシンランプを付け漁へ出かける船(丸太を彫って作った全くバランスが取れないカヤック的なもの)で、星のように湖がキラキラします。
しかし、マラウイ湖(特に南部)では住血吸虫症になる可能性があるとのことなので、湖で泳ぐときはお気をつけ下さい。泳いだとしても薬さえ飲めば大丈夫だそうです。
5. 道を歩けば、山積みの煮干し
マラウイ湖では、毎日大量の小魚が収穫され、干され、煮干しの形で売られます。そのため道を歩くと煮干しが山積みになっており、日本人に撮っては何処か懐かしい匂いが漂っています。
6. 安全運転
タンザニア、エチオピアでは「我先に」精神で道路がもの凄いことになっていましたが、マラウイの車は「お先にどうぞ」精神で、クレイジーな運転にヒヤヒヤすることは一切ありませんでした。
7. おしゃれウィッグ率が高い
エチオピアは地毛を伸ばして結ぶ、タンザニアは短髪、といった髪型が多かったのですが、マラウイの女性はおしゃれウィッグ(または付け毛)率が高く、比較的貧しい農村地帯でもウィッグでおしゃれを楽しんでる女性が多々いました。
写真は布屋さんで仲良くなったイケイケなお姉さん。多くの人は黒髪のウィッグです。
8. ボブマーリー好きが多い
首都リロングェにはボブマーリーのステッカー、バッグ、Tシャツなどを身につけている人が沢山。ドレッドヘアに緑・黄色・赤色のぶかぶかのつばのついたニット帽をかぶるハードコアなボブマーリー好きもちらほら。
9. ショッピングモールがドーン!
アフリカの経済大国と言ったら南アフリカ、ナイジェリア、ケニア、タンザニア。ですが、小さなマラウイにも、こんなに立派なショッピングモールが。
10. 保守的で礼儀正しくフレンドリー
マラウイの人はあまり肌(特に足)を露出せず、性格も礼儀正しく穏やか。一方ですれ違った時には「Hello, how are you?」だったり「Welcome to Malawi!」だったり、フレンドリーに声をかけてくれます。
11. 若者は西洋系のファッション
肌を露出していないのはあくまでも非若者ジェネレーション。首都に住む若者は西洋系の服を身に纏い、女の子はじゃらじゃらアクセサリー、男の子はNew Eraっぽい帽子が流行っているそうです。
12. 英語がかなり通じる
タンザニアはスワヒリ語王国だったため、農村部などへ行くと英語が全く通じないことも。マラウィは英国の植民地だったこともあり、英語が話せれば旅路で困ることは一切ありませんでした。
13. 正義感が強い
ミニバスに乗っていた時に、目の前でトラックがバイクに衝突する事故が。ドライバーはすぐに車を止め、バイクの運転手の安否を確認すると、たまたま近くに居合わせた警察官をミニバスに乗せ、本来の行き先と全く違う方向へ犯人追跡を始めました。乗車していた人は皆犯人探しの為に一致団結。
ようやくトラックに追いついた時には、私は乗り継ぐ予定だったバスを逃して呆然としていましたが、犯人が見つかって良かったです。
マラウィを飛ばさないで
以上、きっとガイドブックには載っていないマラウィの特徴13選でした。
たった5日間の滞在でしたが、マラウィをたっぷり体感しました。
マラウイの生活の中心と言っても過言ではないマラウィ湖ほとりの日常の風景は、どんな時間に写真をとっても絵になるように美しく、とても癒されました。
ですが、湖以上に感動したのが、マラウイに住む人々。
スワヒリ語圏特有なのか、タンザニアはとてもエネルギッシュな国で、いつも活気に満ちあふれていましたが、「我先に」という感覚が強く、あり得ない運転をする人や、お店の客引き同士が喧嘩したりと、日々ハッスルが必要でした。
一方、マラウィ人は喧嘩をしないといわれるほど穏やかな性格の人が多く、何か問題があってもジョークで笑い飛ばし、平和を好みとにかくニコニコしている人が多い印象を受けました。
ということで、これからアフリカ南部・東部への旅行を考えているひとは、是非マラウィを飛ばさないでください。可能ならば他のアフリカ諸国を訪れた後に。
湖とサファリ以外大きな観光地はないかもしれませんが、スワヒリ語圏や他のアフリカ諸国と少し違った空気を、是非味わってみてください!
こんにちは、ルイです。
先日タンザニアについての記事を書いたばかりですが、インターンを終え、出国しました。
タンザニアについての他の記事は後ほど更新するとして、今回はタンザニアとザンビアを結ぶタンザン鉄道についてご紹介します!
タンザン鉄道とは
タンザン鉄道(TAZARA)とは、2泊3日をかけてタンザニアの首都ダルエスサラームからザンビアの都市ニューカピリムポシを繋ぐ鉄道。
(source: BBC)
中国が無利子で約4億320万ドルの借款を与え、2万人の中国人労働者を派遣して作られた鉄道です。
そんなタンザン鉄道はアフリカの旅行者になかなか人気で、1週間前にチケットを予約しないと乗車が出来ない可能性が高く、私は17日金曜日10:30発のファーストクラス(寝台列車)を予約しました。そこでは当日8:30には駅に着て予約をリコンファームする必要を伝えられました。
なかなか出発しない
金曜日8:00
エチオピアでは飛行機が45分早く離陸するハプニングがあったので、余裕を持って8時に到着。30秒程でリコンファームを終え、ファーストクラス専用の待合室に。すると別の旅行客が待合室に絶望的な顔で入ってきました。
「電車の出発が23時なったらしい」
信じたくなかったのでオフィスの人に訪ねると、貨物列車が脱線して線路の修復にかなり時間がかかるとのこと。
インターン先のオフィスに引き返し、夜に戻ってくることにしました。
金曜日21:00
21:00頃駅に到着。ようやく列車に乗車出来ると思い、胸を高鳴らせながらファーストクラスの待合室に行くと、そこら中に蚊帳onベンチ、テント、そしてハンモックが。20人くらいいた旅行客が一斉に私の方を向き、一言。
「Welcome!」
電車が翌日朝9:00発に変わったことを伝えられました。
ということ皆でビールを飲みながら、堅いベンチの上で一夜を明かしました。
土曜9:00
まったく出発する気配がない。すると、構内アナウンスが。
「12:00に出発します」
既に20時間以上待っている私達にとって3時間は痛くもかゆくもありませんでした。一方で待合室のないセカンドクラス以下に乗車予定の現地人はブチギレで、ぷち暴動が起きていました。
土曜12:00
ザンビアからの列車が到着し、やっと乗車!
25.5時間遅延したわけですが、ようやくタンザン鉄道の旅が始まりました。
スワヒリ語圏の文化を説明する言葉の1つとして使われるポレポレ(slowly, slowly)という言葉があるのですが、まさにポレポレ体験でした。
乗り心地
バスよりも遅いスピードでゆっくりと走る列車。
爆音と共に上下に激しく揺れることが1時間に数回ありましたが、それを除いては快適な旅。
レストランやシャワーもついていたので居心地はとても良かったです。
また、駅に止まる度にバナナだったり飲み物だったりを売りに来てくれるので、食べ物には全く困りませんでした。
ただ、真夜中に止まる駅からコンパートメントに忍び込む泥棒がいたらしく、荷物を盗まれた人もいたそうです。その点は気をつけなければなりません。
右手に見えますのは・・・
タンザン鉄道は国立公園の中を通るので、運が良ければ動物を見ることが出来ると聞いていたので、砂まみれになりながらも外をガン見。
出発してから程なくして、右手に見えたのは
事故車両。
これだけひどく事故をしてれば、出発も遅くなるわけです。
それから数時間、パオバブだったり藁や土、レンガで出来た家が広がる農村地帯を進みました。
そろそろ外を見るのも疲れて来た頃にぽけーっと外を眺めていたら、
イーランド!
早すぎて写真におさめることが出来ませんでした。
象!
ぶれぶれ。
キリン!
タイミング・・・
動物を探すのに必死になっていて、全く写真が撮れなかったのが心残りですが、アフリカの大自然を肌で体感出来、感無量でした。
ザンビアに行かないらしい
翌日、車内添乗員が各コンパートメントに回って来て、一言。
「列車遅延したからザンビアまでいきません」
程なくしてタンザニア南部の街、ムベアで全員強制的に降ろされました。
ということで
マラウィ(国)に来ました。
理由はムベアからザンビアに行くより移動時間が短かったのと、列車で一緒だった旅行客皆でマラウイに行こうぜ的なノリになったため。
遅延だったり、目的地に連れて行ってくれなかったりとトラブル続きでしたが、多くの野生生物を見ることが出来たこと、そして世界中の旅行客と仲良くなれたことを踏まえると、結果大満足です。
比較的時間に余裕があるポレポレ旅行客にはおすすめです。
そして、さようならスワヒリ語圏!
こんにちは、ルイです。
実は9月からタンザニアでインターンをしています。アフリカ大陸、第2国目です。
タンザニアといったらサファリ。サファリといったらライオンキング。ライオンキングといったらハクナマタタ!
ということでスワヒリ語王国であるタンザニアにやってきたので、きっとガイドブックには載っていないタンザニアの特徴をたっぷりお届けします!
タンザニア基本情報
その前に簡単にガイドブックに載っているタンザニアの基本情報を紹介します。
- 首都:ダルエスサラーム
- 人口:4484万人
- 言語:スワヒリ語、英語
- 宗教:キリスト教、イスラム教
- 通貨:タンザニア・シリング(1シリング=0.06円)
- 物価:水1L=1000Tsh、ローカル料理1人前=3000TshTshくらい
きっとガイドブックには載っていないタンザニアの特徴13選
それではきっとガイドブックには載っていないタンザニアの特徴をお届けします!
1. マンボ!の世界
タンザニアはケニアと並んでスワヒリ語が公用語。一般的にスワヒリ語の挨拶として知られる「Jambo!」はタンザニアではあまり使われていません。普段の挨拶は
A「Mambo(How are you?)」
B「Poa poa(Good good)!」「Habari (How are you)?」
A「Nzuri(Good!)」
・・・といった感じに結構長い、決まった流れがあります。街ですれ違った全くの他人にも挨拶をしたり、されたりします。ぽあぽあ。
2. 「チャイナー!」ではなく「チナ!」
エチオピアでは街を歩くとチャイナと叫ばれていましたが、タンザニアでは「チナ!」と呼ばれ、「ニーハオー!ヒーハ!ヒンホンハンホン!」と話しかけられます。彼ら的にはフレンドリーに声をかけているつもりなんだとか。ちなみにタンザニアにも建設関係で働く中国人が多くおり、美味しい中華料理レストランも沢山あります。
3. 街を歩けばマサイ族
自然豊かな村でひっそりと原始的な暮らしをしているのがマサイ族。なんて思っていましたが、ここダルエスサラームには杖と剣とマサイマントを身に纏ったマサイ族が沢山います。見た目はイカツイですが、話しかけるととてもフレンドリー。おしゃれなマサイは全身にビーズのアクセサリーをしていたり、ドレッドヘアだったり、サングラスをかけていています。そして凄くかっこ良い。
4. とっても都会
エチオピアでも「アフリカって都会!」と感じましたが、タンザニアは東アフリカでケニアに次ぐ経済大国なだけあって、サンドイッチのsubwayもあればフローズンヨーグルト、クロックスもあります。
外国人や大使館の人が多く住むオイスタービーチというエリアにはおしゃれなレストランやショップが沢山。極めつけはこのプールのある商業施設。おしゃれすぎる。
5. 窓ガラスの黒い車
ダルエスサラームはアフリカで最も治安の悪い街の1つとされており、強盗が多いとのこと。特に外国人は格好のターゲットとなってしまうので、移動手段である車の窓ガラスは外からは誰が乗っているのか見えないように黒く隠されています。
6. 渋滞がひどい
主要な移動手段が車またはダラダラと呼ばれるバスのため、通勤ピークの渋滞はひどく、一度ハマってしまったらなかなか抜けられません。
この特性を活かし、タンザニアでは渋滞プロモーションというものがあるそうです。何かというと軽トラの荷台に派手な服を来た踊り子を乗せ、渋滞で止まるたびに踊り子が荷台を降り広告を持って車の間を踊りまわり、車が動きだしたらまた荷台に戻る、といったプロモーションです。
7. 日本製マイクロバスのセカンドライフ
日本で使われていた幼稚園や送迎バスがダラダラとしてセカンドライフを歩んでいます。
8. 海がびっくりするほど綺麗
アフリカと言ったらサファリ。と言うイメージしかなかったのですが、タンザニアには真っ白な砂浜とコバルトブルーの海があります。素晴らしく綺麗。どのくらい綺麗かと言うと、このくらい。特にこの写真を撮ったザンジバル島はもう2、3回は訪れたいくらい、素敵な場所でした。
9. ビビッドでカラフルな衣を纏う女性
タンザニアの女性は「カンガ」や「キテンゲ」といったカラフルな生地でドレスを作ります。真っ青な空と海とのコントラストで色がビビッド映えます。この布はコンゴ、ナイジェリア、タンザニアなど産地によって柄が異なります。
女性はどれだけカンガやキテンゲを買っても満足出来ないショッパーホリックが多いそうです。万国共通の女性の悩みですね!
10. トマト缶とジュースがやたら多い
トマト煮込み系やパスタをよく食べるからか、スーパーに兎に角トマト缶とケチャップが多くストックしてあります。
それからジュースも。是非とも他の物をおいてほしい。
11. 卵をスプーンで割る
ローカルのお店で卵の入った料理を頼むと、スプーンで器用に卵を割って料理してくれます。熟練者じゃないと失敗しそうです。
12. ジョギング時のブブゼラ
タンザニアではサッカーが人気なスポーツなのですが、海辺では週末にマラソンをしている学生がちらほら。彼らは歌を歌いながらリズミカルに団体で走っているのですが、ブブゼラを持っている人が1人はいて、あの独特な音を鳴り響かせています。日本で言う笛的なポジションなのでしょうか。
13. アフリカの大自然を都会にいても肌で感じられる
ダルエスサラームのビーチで泳いでいた時に、頭上にピンク色のフラミンゴが。他にも、街中にパオパブの気が生えていたり、見たこともない花が咲いていたり、バナナがなっていたりとアフリカの大自然にただただ感動しました。
マサイ族めちゃくちゃカッコいい
以上、私の独断と偏見できっとガイドブックには載っていないタンザニアの特徴をお届けしました。
今回紹介した中でも、マサイ族の格好良さは特に強調したい点です。
聞くところによると、近年自然豊かな地方から大都市へ出稼ぎに来るマサイ族が増えているそうです。その背景として、携帯の普及が関係しているとかしていないとか。
マサイ族は、家畜で生計を立てており、地位も決まります。何かを購入するときは家畜のミルクだったり肉だったり、家畜そのものと物々交換をしているそうです。
しかし、携帯料金は家畜では支払うことが出来ません。そのため都市に降りて来て、現金を稼ぎ、故郷へ仕送りをしているそうです。
凄まじい勢いで発展を遂げているため、良くも悪くも文化だったり、生活様式も大きく変化をしています。
その変化を肌で感じられたタンザニア。今後もマサイ族の話や食べ物の紹介など出来たらなと思います。
以上、マサイ族の話に大分偏ってしまいましたが、きっとガイドブックには載っていないタンザニアの特徴でした!
こんにちは、カフェバイトをきっかけに、コーヒー好きになったルイです。
特に夏場はグビグビっと飲める、少し酸味の効いたアフリカ産のアイスコーヒーがお気に入りです。
そんなバイト先ではコーヒーに関する豆知識を勉強していたのですが、その時に学んだのが、エチオピアがコーヒー発祥の国だということ。
コーヒー発祥の地でコーヒーが飲みたい。
と言うことでコーヒーノキの原木とされる木がある、カファ県に行ってきました。
今回はエチオピア流の来客のおもてなし作法「コーヒー・セレモニー」を、コーヒー発祥の地で振る舞って頂いたことについてお届けします!
Special Thanks
今回訪れたカファ県のボンガというところは首都から400km離れており、ガイドブックにもネットにもあまり情報が乗っていない地域。
そこで、ガーナのチョコレートおじさんお兄さんこと、宮さんに無理なお願いを聞いてもらい、ボンガで働くJICA隊員さんを紹介して頂きました。
宮さん、そして現地でアテンドしてくださったJICAボンガ隊のみなさん、本当にありがとうございました!
コーヒー・セレモニーとは?
(photo by Doug Greenberg)
コーヒー・セレモニーとは、来客のおもてなしとしてコーヒーを振る舞う作業を儀式化したもので、日本でいう茶道のようなもの。
エチオピアでは女性が結婚前に身につける作法の1つだそうです。
庭や近隣にコーヒーの木がある地方では、乾燥させたコーヒーの果実から煎って「生豆」を取り出すところから始まります。それをさらに煎り、挽き、もてなすという一連の流れがコーヒー・セレモニーと呼ばれます。
ちなみに・・・
コーヒー豆は、コーヒーノキの果実の「種子」の部分を煎ったもので、本体の果実はこの様な構造になっています。焙煎する前のコーヒー豆は「生豆」と呼ばれます。
エチオピア流のおもてなし!コーヒー・セレモニー
今回は、政府系の仕事から脱サラし、蜂蜜兼コーヒー農家として起業したムルースさんというとてもパワフルな方のお宅で、素敵なおばあちゃんにコーヒー・セレモニーを振る舞って頂きました。
それではエチオピア流のおもてなしをご紹介します!
1. 乾燥させたコーヒーの果実を煎る
乾燥して茶色になったコーヒー豆を焦げ茶色になるまで煎ります。
2. ムカチャ(臼)とザナザナ(杵)で果実を挽く
そこまでしたらコーヒー豆が潰れちゃう、と思う程の力で果実をつぶすと、生豆が取り出せます。そしてお気づきかもしれませんが、ロケ地はキッチン兼牛小屋です。ワイルド。
3. 生豆以外を取り除く
お皿を振りながら汚れや、皮、果肉を飛ばし、薄緑色の生豆だけを残します。
4. 生豆を煎る
生豆が薄い緑色から焦げ茶色に変わっていき、コーヒー豆らしくなってきます。いい香り。
5. コーヒー豆を挽く
煎ったコーヒー豆を、おばあちゃんが経験に基づいてちょうど良い粗さまで挽きます。
6. お湯が入ったジャバナ(ポット)にコーヒー豆を入れる
たき火であたためたお湯に砕いたコーヒー豆を入れます。
7. テイスティング
「濃い!」とむせるおばあちゃん。お水を足して、温めて。ちょうど良い濃さにします。
8. 装飾されたコーヒーの台の上に容器をセットする
森林の香りを連想させるお香と、花やケテマという青草でコーヒー台の周りを装飾し、デミタスカップを並べます。
出来上がり!
ジャバナにはこし器がついていないため、豆かすが出ないようにゆっくりと、静かに注ぎます。
いれたてのコーヒーは、おつまみとして出されるポップコーンやパンと一緒に頂きます。
一回のコーヒーセレモニーでは、3杯ほどコーヒーを頂きます。
所要時間1時間のおもてなし
以上、エチオピアのコーヒー・セレモニーの紹介でした。
日本でいう「お茶しよう!」がエチオピアでは「家でコーヒーを飲もう!」だそうで、誘った人をコーヒー・セレモニーでもてなしながら、おしゃべりを楽しむそうです。
コーヒー発祥の地で、生豆を取り出す段階から1時間程かけて頂いたコーヒーは感動的で、格別でした。
そして、フライパンと時間さえあればコーヒー豆を機械を使わずして煎って、挽くことが出来るということに驚きました。
日々飲んでいるコーヒーには、原材料を育てる人がいて、加工する人がいて、届ける人がいて。
「食」だけではなくその背景にある「農」の存在を忘れてはならないな、と改めて思わせてくれた貴重な1時間半でした。
ブルースさん一家、JICAボンガ隊の皆さん、宮さん、素敵な時間をありがとうございました!
こんにちは、ルイです。
歩く胃袋である私にとって旅行の醍醐味は断固として「食べること」なのですが、絶景を見ることもその次くらいに期待をしています。
今回はその順位が入れ替わった場所である、まるで別の惑星のような光景が広がるエチオピア「ダロル地方」を紹介します。
地球上で最も暑いらしい
首都から飛行機で1時間、エリトリアとの国境近くに位置する「Danakil Depression」という異名をもつダロル地方。
ここは57.8℃が観測されたことがある、地球上で人間が住んでいる最も暑い場所。砂漠、火山、塩湖などエクストリームな景観で構成されています。
一部の少数民族を除きダロルに住んでいる住民がいないため、現時点ではツアーに参加する以外アクセス手段はないそうです。
過酷なのは暑さだけじゃない
私が訪れた雨季は特に気温が高いため「尋常じゃないくらい暑いから覚悟をしておけ」とツアー会社に警告をされていたのですが、暑さ以上に辛かったのが「道のり」。
近郊都市のメケレからツアー会社の4WDで、山という山を下り5時間かけて毒々しい絶景を目指すのですが、気が遠くなるような道のり。
始めは緑が広がっていますが、低地へ行くと岩肌がむき出しになった山々が広がり、徐々に砂漠地帯に入って行きます。
舗装されている道路もありますが、大部分はオフロードや砂漠、溶岩の上。車もパンクしたり、ハマったり。
溶岩の上に限っては、もはや道ではないので、車体と溶岩がこすれ合う音と振動に2時間程耐えなければなりませでした。
まるで別の惑星!ダロルってこんなとこ
気温45度の中、砂漠と溶岩の上を爆走し、ようやくたどり着くことができた「美しい」というよりは「毒々しい」、まるで別の惑星のようなダロルの写真を一挙お届けします。
Salt Rock Mountain
Oil Lake
Salt Lake
Erta Ale Volcano
Danakil – the Colorful Lake
人間の順応能力高すぎる
以上、美しいというよりは毒々しい絶景「ダロル」でした。
地球の自然が創り出したこの光景も信じられないのですが、それ以上に信じられないのがこの地に住んでいる「人」がいると言うこと。
少数民族の他にも、ラクダを引き連れ砂漠を旅しながら、家畜や岩塩などを売ることで生計を立てているキャラバンもいるそうです。
「ここに住んでいる人達は日本人と体質が違うんじゃないの?」とも思うのものですが、私は最低気温が-30℃だったカナダに留学していたことがあるので、ダロルとの気温差である70℃に対して順応出来ています。
そう考えると、私もここに住む人並にすごい環境順応能力を持っているのでは、なんて一瞬舞い上がったのですが、人間のDNAは99.9%同じだそうです。
残りの0.1%が体格だったり、性格だったり、遺伝的なものなどを作り上げていると考えると、世の中を取り巻く差別とか偏見って何を根拠に「自分とは違う」とみなしているんだろう、何て考えたり考えなかったり。
その中の0.0…1%の違いを「老眼鏡付き色眼鏡」みたいなのをかけて、その違いをあたかも99%くらいに見てしまっている背景には何があるんだろう、なんて思ったり思わなかったり。
そういったディープな話は、もうすぐご飯の時間なのでまた今度。
地球とは思えない絶景、人間の適応能力の高さ、そしてマグマ(?)が飛んで来る距離まで近づくことを許可している(と言うより全く管理していない)エチオピアの観光事情に心から関心したダロル地方でした。
こんにちは、ルイです。
エチオピア編第二弾の今回は、私の専門分野である食べ歩き方をお届けします。
かなり独特なエチオピアの食文化
エチオピアで出会った旅人のほとんどが口を揃えて言っていたのがこの国は他の東アフリカと全く違うということ。
というのも、エチオピア(とリベリア)はアフリカで唯一植民地化されていない国。厳密には5年ほどイタリアの支配下にあったそうですが(植民地と捉えるかはソースによって違うみたいです)、隣国には一世紀弱の植民地時代があります。
この歴史的背景に加えて、国の大部分が高地であるため育つ植物も異なります。
ゆえにエチオピアはかなり独自性の高い食文化を有しているそうです。
では早速私が食べ歩いた物を紹介します。
糖尿病になりそうな飲み物たち
よくメディアではエチオピアの料理が取り上げられますが、実はユニークな飲み物もたくさんあります。
お砂糖たっぷり「シャイ」
コーヒーと同じくらい国民に愛されている「シャイ」と呼ばれる紅茶。デミタスサイズのグラスになみなみと注いでくれます。熱すぎてなかなかグラスを持てません。
シャイにはテナダムというシトラスを思わせるミントのような葉っぱハーブを添えて頂きます。ちなみにこの葉っぱの生命力は非常に高く、枝を切って土に埋めれば育つ為、そこら中に生えています。
そして、あり得ない量の砂糖を入れます。グラスの底1cmは溶けずに残っている砂糖が見えます。
こちらもお砂糖たっぷり「マキアート」
エチオピアのコーヒーはガツンとくる深煎りなので、コーヒーが苦手な人も多いとのこと。そんな人々が好むのがこのマキアート。ふわふわのスチームミルクと共にデミタスカップに注がれます。
そのままでも美味しいのですが、溶けきれない量の砂糖を入れるのがエチオピアンスタイル。
濃厚激うまフルーツジュース「チマキ」
いわゆる生絞りジュースなのですが、ものすんごく濃いのでスプーンで食べます。そしてとっても甘い。マンゴーやグアバなど様々な種類がありますが、お得感満載なのは複数のフルーツが楽しめるスプリッス。濃度の高さを活かして、こんな感じでレイヤーになって出てきます。
上からオレンジ、グアバ、マンゴー、アボカド。自分で絞る用のレモンと一緒に出てきます。なんでレモンを絞るのかを聞いてみたところ、食あたりを防ぐ効果があるとかないとか。
歩き疲れた時にぷふぁっと飲みたい「AMBO」
エチオピアの代表的な炭酸水。ミネラルウォーターでも良いのですが、疲れた時に飲むとぷふぁっとした爽快感が得られます。リンゴ味やレモン味となどのフレーバーのついた甘めのAMBOもおすすめです。
(photo by ambowater)
独特すぎてどう表現すればよいか分からない「タッジ」
ダッジとは蜂蜜のワイン。ならば甘いのかなと飲んでみると、甘さの中になんだか味わったことのない複雑な風味が。エチオピアの男性は休日にこのタッジをすすりながらぼーっとするそうです。
炭水化物な食べ物たち
エチオピア料理と行ったらインジェラ。ですがその前にインジェラ以外の食べ物を紹介します。
そんなに食べられません「パン」
エチオピアではよく食事の付け合わせにパンが出されるのですが、兎に角量が多い。ある日のお昼ご飯では、1斤はあるのではと思う程のパンが出てきました。ごめんなさい。そんなに食べられません。
なんちゃって「ピザ、パスタ」
イタリアの影響を少なからず受けたのか、ピザとパスタをローカルなお店で食べられます。ただピザはどちらかと言うとトルティーアを分厚くしたような硬めの生地で出来ており、パスタは茹でた後にたっぷりの油で炒められているため、私が食べ慣れているものとは少し異なりますが、味は◎。お約束のパンと一緒にいただきます。
ピザはカリーヤと呼ばれる青唐辛子をお好みでつけて頂きます。これがハラペーニョみたいで美味!
やっぱりエチオピアといったら「インジェラ」
エチオピアの代表料理インジェラ。テフというイネ科の穀物を練って醗酵させて焼いた、エチオピアの主食です。クレープ生地の様な食感で、酸味が強く、ミネラルの風味がします。というのもこのテフというのが強者で、カリウムや鉄分がたっぷり摂取出来る、栄養価の高い穀物だそうです。
インジェラはワットというカレーっぽく煮込んだ野菜と一緒に食べます。その他にもヤギ肉のソテーを包むのも代表的な食べ方です。
インジェラの中でも特に私が好きだったのは、バヤイネット。アムハラ語で「様々な」という意味を持つバヤイネットは、その名の通り、たくさんの種類のワットや野菜が盛りつけられています。
炭水化物on炭水化物「インジェラ・フルフル」
その酸っぱさから、苦手な人も多いインジェラ。そんな人は絶対食べることができないのが、エチオピアの代表的な朝ご飯「インジェラ・フルフル」。
何かと言うと、ワットの中にインジェラをちぎって混ぜ、それをインジェラで包んで食べると言うものです。炭水化物on炭水化物。いわゆるお好み焼きでご飯を食べる的なあれです。そして酸っぱい。
糖分と炭水化物の過剰摂取には気をつけましょう
以上、糖分と炭水化物の過剰摂取には気をつけようというエチオピアの食べ歩き方でした。
あまりにも多くの砂糖と炭水化物を摂取するエチオピア人。体に害はないのかなと思い、いろんな人に聞いてみたところ、意外な答えが。
エチオピアは標高が高く、育つ野菜や穀物が限られていることや、その貧しさからなかなか新鮮や野菜を食べることが出来ない人が多いそうです。その為日持ちの効く穀物をたくさん食べ、家畜を育て肉を食し、飲み物で糖質をとることで、三大栄養素を摂取しているそうです。
なるほど。
留学先で受けた多文化共存論の講義で、目に見えている「文化」は、見えていない「信条」だったり「社会的背景」だったりの現れであることを常に頭の片隅で理解をしておくこと、と習ったことを思い出しました。
今後はこのことを頭の片隅に置きつつ、どんどん食べ歩いていきたいです。
こんにちは、ルイです。
エチオピアにて、念願のアフリカ大陸に初上陸をしました。新しい大陸に足を踏み入れるときは、いつでも胸が高鳴るものです。
今回は、2週間という非常に短い時間ではありましたが、私がエチオピアを 食べ 歩き、見て学び感じたことの中で、特にガイドブックに載っていなさそうな特徴をまとめてお届けします。
ガイドブックに載っているエチオピア基本情報
まず、エチオピアについて簡単な情報を記載しておきます。
- 首都:アディスアベバ/Addis Ababa:アムハラ語で「新しい花」
- 人口:9174万人
- 言語:アムハラ語、英語、その他州や民族固有の言語が80程存在する
- 宗教:キリスト教、イスラム教
- 通貨:エチオピア・ブル(1ブル=5円)
- 物価:水1L=11ブル、ローカル料理1人前=20ブルくらい
ガイドブックにはきっと載っていないエチオピアの特徴
中にはガイドブックに載っていそうなこともありますが、以下、私の独断と偏見で選んだエチオピアの特徴12選を紹介します。
1. アフリカだけど寒い
空港に降り立った瞬間、寒すぎて鳥肌が立ちました。というのも首都のアディスアベバは標高2400mに位置していて、しかも私が訪れた時期は年に一度の雨季。寒いときには15度程しかありませんでした。ありがとう、ヒートテック。これはガイドブック載っていますが、私がチェックし忘れていました。反省。
2. 至る所に青い軍服
アディスアベバはテロ組織アル・シャバーブの標的とされていることから、町の中には青い軍服を身に纏い、ライフルを肩にさげた警官が至る所にちらほら。道を尋ねると親切に教えてくれますが、政府関連の施設の写真を撮ると連行されます。
3. 想像以上に英語が通じる
どんなに田舎に言っても、以外と英語が通じます。英語で話しかけて来た女の子に「なんでそんなに英語が上手いの?」と聞いてみたところ“education”と一言。エチオピアでは小学校から英語教育が始まり、7年生からは教材の統一の為に全てが英語教育になるそうです。
4. 美人が多い
エチオピアの女性は美人が多い!タンザニアの人に聞いても、アフリカではエチオピア人女性は美人という認識があるそうです。近隣のアフリカ国と異なり坊主頭の女性は少なく、編み込みややお団子ヘアを多く見かけました。また、最近は直毛スタイルが流行っており、カツラまたはストレートパーマが人気。
5. 町を歩けば中国と韓国
エチオピアの町を歩いてまず驚いたのが、SAMSUNGとLGの広告の多さです。至る所にこの2社の広告があります。また、街中では高速道路や線路の大規模建設が行われているのですが、その大多数が中国資本で行われています。
6. 「チャイナー!」
国の成長に関わる大規模建設に中国企業が参入していることから、エチオピアのみならずアフリカ(というかもはや世界)においてプレゼンスの高い中国人。その為アジア人を見ると「チャイナ!」と一言。それも1日に1人や2人ではなく、5人にすれ違えば1人は必ず「チャイナ!」と叫んで来ます。
7. 携帯電話とテレビが娯楽
首都ではフィーチャーフォンはもちろん、スマートフォンを使用している人もちらほら。電線は敷かれていなくても電波はあるため、地方でも携帯電話は日常的に使われています。知人とSMSを楽しんだり、音楽を聞いたりと。
テレビはというと、普及率は携帯電話程は高くありませんが、田舎の方の家庭にもあります。エチオピアではチャンネル数が少ないため、ドラマかエチオピア音楽番組かニュースが主に放映されており、富裕層はBBCやNHK worldを受信しています。その為、私が日本人だと分かると「福島は大丈夫か」「島問題はどうなってるんだ」「安倍総理が1月にエチオピアに来たぞ」っと質問攻めに。エチオピア人の世界情勢に関する知識の豊富さには驚かされました。
8. Appleマークはカッコいい
どうやらApple社のロゴマークが非常に流行っているらしく、ミニバスの車体から女性の髪飾りまで、かじられたリンゴマークがエチオピアの町を埋め尽くしています。現地の人気ドラマを見てみると、俳優はiPhoneを使い、多くのシーンでデフォルトのリングトーン”marimba”が使われていたことから、リンゴのロゴマーク=若者の憧れなのかなと勝手に解釈をしました。
9. いろんな意味で濃いコーヒータイム
エチオピアはコーヒー発祥国と考えられており、コーヒーを飲む行為が儀式化されています。「コーヒーセレモニー」と呼ばれるそのプロセスでは、ジャバナと呼ばれるポットからコーヒーが注がれます。コーヒーカップの横には、ミントやシトラスを連想されるようなテナダムというハーブと、森林を連想させるお香が炊かれます。ロースト深めでガツンと重たいコーヒーがお好きな方は是非エチオピアへ!一杯30円程で楽しめます。ガイドブックに載っていますね。
10. 製造後10年以上の車ばかり
道路を見渡すと、よく言えばダンディー、悪く言えば古い車ばかり。どうやらエチオピアでは車の輸入には150%の関税がかかるらしく、製造されて10年以上経っていれば0%とのこと。私が乗車していたミニバスのバックドアが走行中に全開になり、非常にスリリングな体験を味わいました。中古車とはいえ、TOYOTAが街を埋め尽くしているのを見ると、なんとなく嬉しくなるという日本人あるある。
11.前首相が崇められている
前首相が成長に導いてくれたと、国民の多くは彼を英雄として崇めています。前首相の写真を飾る家庭も。エチオピア人と話すと自国の政治や成長についてどう思うかと聞かれることもしばしばありました。
12.雨が降ると女性は買い物袋を頭にかぶる
インドでも似たような光景を見たことがあります。どの国においても女性にとって髪の毛は大切なもののようです。私自身もトリートメントを三種類持って旅をしています。
自分の目で見ないと分からないことがたくさん
以上、ガイドブックには載っていないエチオピアの特徴12選でした。
アフリカの中でも最貧国の一国と言われるエチオピアですが、想像以上に都市化が進んでいて驚きました。田舎に行くとまだジャングルだったり未電化地域もありますが、その傍らで大規模な道路やダムの建設が行われていたり。写真はアディス・アベバで最も盛んな商業施設ゾーン。
出国前はアフリカ=貧困、水不足、不衛生、発展途上国といった印象を一方的に抱いていましたが、エチオピアだけでも日本の国土の3倍あり、アフリカ大陸全体だと80倍。
日本で生活をしている時はアフリカをあたかも一国のようにみなしていましたが、国によって全く情勢や文化は異なり、国内でもかなり異なります。
海外に出ると、必然的に視野・視座・視点が変わり、日々見えていないものが見えて来たり、変わって見えたり。贅沢すぎることは承知していますが、それでも自分の五感で現地を見てみることは大切だなと痛感した第一国でした。