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マラウイ

きっとガイドブックには載っていないマラウイの特徴13選

こんにちは、ルイです。

タンザン鉄道がザンビアに行かなかったので、マラウイに来ました。

マラウイは「小さくて何もない国」とされ、多くのアフリカ旅行者にスキップされがちな国。当初、私も行く予定ではなかったのですが、マラウイ、とっても良かったです。

もう一度言います。

マラウイ、とっても良かったです。

何故良かったのか、も含め、きっとガイドブックには載っていないマラウイの特徴をお届けします。

 

マラウイの基本情報

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マラウィとは、ザンビア・タンザニア・モザンビークに接する、マラウイ湖が広がるアフリカ南部の小さな国。こんなところにあります。
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(images by Wikipedia)

以下、簡単にガイドブックに載っているマラウイの基本情報を紹介します。

  • 首都:リロングェ
  • 人口:1591万人
  • 言語:チェワ語、英語
  • 宗教:キリスト教、イスラム教
  • 通貨:マラウイ・クワッチャ(1000MKW=240円くらい)
  • 物価:ローカル料理1人前=500MKWくらい

 

きっとガイドブックには載っていないマラウイの特徴13選

どんなにwifi環境が悪くても、旅路でバタバタしてても、このシリーズはリアルタイムに更新します。でなければ三日坊主な私はきっと更新しなくなると思うので。ということで気合いを入れてお届けします!

1. 「パフ」と呼ばれるお菓子が大量に売っている

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やたらと売られているパフと呼ばれるお菓子。オレンジ色でリング状のこのお菓子。カリっとする食感の物もあれば、段ボールの梱包材のビニールのような堅さの物もあり、つぶしても元の形に戻ります。持ち運びには便利ですね。味は、塩味のビニール。うん。

 

2. 石けんが、長い

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切って使うのでしょうか。

 

3. 国産のジンとウォッカがある

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ボトルで買う程酒豪ではないので、味わうことなく終わってしまいました。

 

4. 湖がコバルトブルー

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愛知県民である私の中の湖のイメージは、隣の県静岡にある、空が反射した時は綺麗な浜名湖。

対してマラウイの湖は砂が白いため、晴天時には深さに応じて美しいコバルトブルーのグラデーションになり、色とりどりの魚が生息しています。ダイビングやシュノーケリングも人気です。

夜にはケロシンランプを付け漁へ出かける船(丸太を彫って作った全くバランスが取れないカヤック的なもの)で、星のように湖がキラキラします。

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しかし、マラウイ湖(特に南部)では住血吸虫症になる可能性があるとのことなので、湖で泳ぐときはお気をつけ下さい。泳いだとしても薬さえ飲めば大丈夫だそうです。

 

 

5. 道を歩けば、山積みの煮干し

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マラウイ湖では、毎日大量の小魚が収穫され、干され、煮干しの形で売られます。そのため道を歩くと煮干しが山積みになっており、日本人に撮っては何処か懐かしい匂いが漂っています。

 

 

6. 安全運転

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タンザニア、エチオピアでは「我先に」精神で道路がもの凄いことになっていましたが、マラウイの車は「お先にどうぞ」精神で、クレイジーな運転にヒヤヒヤすることは一切ありませんでした。

 

 

7. おしゃれウィッグ率が高い

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エチオピアは地毛を伸ばして結ぶ、タンザニアは短髪、といった髪型が多かったのですが、マラウイの女性はおしゃれウィッグ(または付け毛)率が高く、比較的貧しい農村地帯でもウィッグでおしゃれを楽しんでる女性が多々いました。

写真は布屋さんで仲良くなったイケイケなお姉さん。多くの人は黒髪のウィッグです。

 

 

8. ボブマーリー好きが多い

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首都リロングェにはボブマーリーのステッカー、バッグ、Tシャツなどを身につけている人が沢山。ドレッドヘアに緑・黄色・赤色のぶかぶかのつばのついたニット帽をかぶるハードコアなボブマーリー好きもちらほら。

 

 

9. ショッピングモールがドーン!

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アフリカの経済大国と言ったら南アフリカ、ナイジェリア、ケニア、タンザニア。ですが、小さなマラウイにも、こんなに立派なショッピングモールが。

 

 

10. 保守的で礼儀正しくフレンドリー

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マラウイの人はあまり肌(特に足)を露出せず、性格も礼儀正しく穏やか。一方ですれ違った時には「Hello, how are you?」だったり「Welcome to Malawi!」だったり、フレンドリーに声をかけてくれます。

 

 

11. 若者は西洋系のファッション

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肌を露出していないのはあくまでも非若者ジェネレーション。首都に住む若者は西洋系の服を身に纏い、女の子はじゃらじゃらアクセサリー、男の子はNew Eraっぽい帽子が流行っているそうです。

 

 

12. 英語がかなり通じる

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タンザニアはスワヒリ語王国だったため、農村部などへ行くと英語が全く通じないことも。マラウィは英国の植民地だったこともあり、英語が話せれば旅路で困ることは一切ありませんでした。

 

 

13. 正義感が強い

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ミニバスに乗っていた時に、目の前でトラックがバイクに衝突する事故が。ドライバーはすぐに車を止め、バイクの運転手の安否を確認すると、たまたま近くに居合わせた警察官をミニバスに乗せ、本来の行き先と全く違う方向へ犯人追跡を始めました。乗車していた人は皆犯人探しの為に一致団結。

ようやくトラックに追いついた時には、私は乗り継ぐ予定だったバスを逃して呆然としていましたが、犯人が見つかって良かったです。

 

マラウィを飛ばさないで

以上、きっとガイドブックには載っていないマラウィの特徴13選でした。

たった5日間の滞在でしたが、マラウィをたっぷり体感しました。

マラウイの生活の中心と言っても過言ではないマラウィ湖ほとりの日常の風景は、どんな時間に写真をとっても絵になるように美しく、とても癒されました。

ですが、湖以上に感動したのが、マラウイに住む人々。

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スワヒリ語圏特有なのか、タンザニアはとてもエネルギッシュな国で、いつも活気に満ちあふれていましたが、「我先に」という感覚が強く、あり得ない運転をする人や、お店の客引き同士が喧嘩したりと、日々ハッスルが必要でした。

一方、マラウィ人は喧嘩をしないといわれるほど穏やかな性格の人が多く、何か問題があってもジョークで笑い飛ばし、平和を好みとにかくニコニコしている人が多い印象を受けました。

ということで、これからアフリカ南部・東部への旅行を考えているひとは、是非マラウィを飛ばさないでください。可能ならば他のアフリカ諸国を訪れた後に。

湖とサファリ以外大きな観光地はないかもしれませんが、スワヒリ語圏や他のアフリカ諸国と少し違った空気を、是非味わってみてください!